「住まい」に安心をプラス
住まい

「住まい」に安心をプラス

JA共済連香川住まいの保障

「終身保険」や「がん保険」など、人に関する保障にはなじみがありますが、「地震保険」や「火災保険」といった、人ではなく住まいにかける保障となると、あまりピンとこない方が多いのではないでしょうか。ましてや起こるかどうかわからない自然災害や火災に対し、事前に備えておこうとするのは、なかなか難しいものです。

しかし、大切な家族と共に過ごす場所であり、帰る場所でもある「住まい」がなくなったり、姿を変えてしまったりしたとき、あなたや家族はどのような状況に陥ってしまうでしょうか。大切な場所を守るため、今から私たちにできることについて考えます。

香川県=災害が少ない県ではない!

災害が少ない県だという印象が強い、香川県。しかし実は、毎年のように自然災害が起こっています。さかのぼると、1970年代に小豆島で大きな土砂災害があったり、2004年の台風で高松市やさぬき市などが大きな浸水被害を受けたりしました。

2018年の西日本豪雨のような「過去最大級」や「想定外」と言われる自然災害の脅威も増え、被害はどんどん増えてきているのが実情です。また、南海トラフ地震の発生確率も2023年に入って引き上げられたばかり。香川県に住んでいるからといって、安心していいというわけではないのです。

自然災害や火災が起こってから後悔しないために

「起こるかどうかわからない」ではなく、もはや「必ず起こる」ものとしてとらえた方が良い自然災害や火災に備え、皆さまにご紹介したいのがJA共済の「建物更生共済」です。一戸建てやマンションなど「建物」の損害に備える「むてきプラス」、そして見落とされがちな「家財」の損害に備える「My家財プラス」が保障として用意されています。ここでいう家財とは、テレビ、冷蔵庫、洗濯機といった家電類や椅子、机、クローゼットといった家具類はもちろん、衣服や仏壇までも含みます。また、盗難によって生活用の現金が失われた場合も「My家財プラス」では保障対象となります。

むてきプラスの主な保障

2004年の台風で高潮浸水被害が起こったときもそうでしたが、被災すると建物だけでなく家財も被害を受けます。「濡れてしまったものは、乾かせばいい」と思われる方もいるかと思いますが、水災のときの水は、きれいな水ではなく濁流、海水、汚水です。水が引いた後の家財には匂いがつき、処分せざるを得ません。つまり買い替え費用が発生するのです。「My家財プラス」に加入しておけば、これらもカバーすることができます。

実は私も、2004年の台風で被害を受けたひとり。2階建ての1階部分が浸水してしまい、家電や家具がダメになってしまいました。その経験から、「建物」だけでなく、「建物」と「家財」どちらの保障も大切であることを痛感しています。

JA共済「建物更生共済」の強み

「むてきプラス」「My家財プラス」の特長を5つご紹介します。

①さまざまなリスクに備える総合保障

一般的に「地震保険」と「火災保険」は別サービスとなっており、それぞれ加入しなければなりません。しかしJA共済の建物更生共済「むてきプラス」「My家財プラス」は、火災はもちろん、地震、台風といった自然災害までしっかりとカバー。ひとつでさまざまなリスクに備えられる総合保障となっています。

②保障期間が満了すると「満期共済金」が支払われる

住まいの保障が必要だと頭でわかってはいても、実際起こるかどうかわからないものに対し、毎月共済掛金を支払うのはハードルが高いもの。しかし、住まいのリスクとして必ず発生するコストがあります。それは、家の修繕費用。JA共済の建物更生共済は掛捨てではないので、保障期間が満了すると満期共済金が支払われます。修繕が必要になるタイミングと満期のタイミングを合わせておけば、効率よく修繕費用を準備することができるのです。

③契約した建物で発生したケガに「傷害共済金」が支払われる

一般的に住まいに関する保険は、建物を保障するためのものなので、自然災害や火災でケガをしてもケガの保障は受けられません。しかしJA共済の建物更生共済「むてきプラス」「My家財プラス」は、ご契約された建物や家財について発生した火災等や自然災害に よって、ご家族や居住者の方が200日以内に死亡、所定の後遺障害あるいは所定の治療または施術を受けたとき、傷害共済金をお支払いします

④インターネットを介しての被害請求が可能

災害時に電話線が切れ、連絡手段がなくなるということがあります。JA共済のWebマイページやJA共済アプリに登録しておけば、インターネットを介しての被害請求が可能です。被害箇所の写真をご利用の方自身で撮って申請すれば、事故受付いたします。

⑤安心の共済金支払い実績

「困ったときには、助け合う」という“相互扶助”の理念に基づいて活動しているJA共済。これまでのさまざまな自然災害においても、たくさんの共済金のお支払いをとおして皆さまのお役に立てることができました。東日本大震災では、建物保障だけで支払額が9,300億円を超えました
「JA共済は、農家の方しか入れない」と思われている方も多いのですが、そうではありません。農家以外の方でも共済に加入でき、保障を受けることができます。

南海トラフ地震に備えて

ところで皆さまは、地震保険の保険金額の上限額は、火災保険の保険金額に対して50%(建物は5,000万円、家財は1,000万円が限度)までであることをご存じでしょうか。例えば、建物の火災保険の保険金額を5,000万円で設定している場合、建物の地震保険の保険金額の上限は2,500万円となります。これは地震保険に関する法律で定められており、どの保険会社を選んでも保険料や保障内容に変わりはありません。

JA共済「建物更生共済」は「地震保険」とはしくみなどが異なりますが、ご加入いただいたご契約でお支払いする地震共済金の額は損害の額の50%が限度です。このため、地震で被災し、生活を立て直さなければならなくなったときのことを想像すると、建物の保障に入っているだけでは、少し不安が残るかもしれません。

香川県で被災したら、どれくらいのお金が必要?

40坪の自宅で暮らす4人家族が地震によって被災した場合、住まいの復旧のためにどれくらいのお金が必要になってくるのでしょうか。

暮らし方によって変動はありますが、一般的には家が全壊した場合、家財のみで1,270万円の被害を受け、そこに建物の修繕代が乗ってくると言われています。さらに、家が全壊して建て直すとなった場合、香川県の坪単価で計算すると2,500万円ほどが必要になります。国には「被災者生活再建支援制度」がありますが、これは避難所で生活するお金を支援することを目的とした制度なので、家が全壊したとしても支給されるのは最大300万円。つまり、持ち出しが3,500万円ほど必要になります。「建物」の保障にしか加入していなかった場合、持ち出しのお金がかなり必要になり、これを自力でまかなうのは大変です。

大切なのは、「建物」だけでなく「家財」の保障も準備しておくこと。被災された方から「生活再建のお金を、家財の保障から補填することができた。両方入っていて、本当によかった」というお声を頂戴したこともあります。ただ、生活再建に必要な額すべてを共済金でまかなおうとすると、毎月の共済掛金が膨らんでしまいます。ご自身の貯蓄額や経済状況、そして住まいのどこまでを保障したいのかを明確にしたうえでプランを組むことが大切です。JA香川県各支店の窓口には、ライフアドバイザーが常駐しています。どのプランが最適かを一緒に考えますので、ぜひお気軽にご相談ください。

家族の思い出を守るために

自然災害や火災が起こると、今まで見ていた景色ががらりと変わってしまいます。被災者の方のなかには、時間が経ってから体調を崩される方も多くいらっしゃいます。それは、時間が経ってから失ったものの大きさに気づくからです。自然災害や火災は、そこで暮らした思い出さえも奪い去ってしまいます。私たちにできるのは、今の生活を守る努力をすること。「こんなはずじゃなかった」をひとつでも減らすためにも、ぜひ一度、住まいの保障をご検討ください。

私がご案内しました

JA共済連香川
普及部山田斉弘

※この記事の情報は2023年5月取材時の情報です。